中国とアメリカによる第6回中米戦略・経済対話が9日と10日、北京で開かれました。中国の習近平国家主席の特別代表を務める楊潔チ国務委員と、アメリカのオバマ大統領の特別代表を務めるケリー国務長官が戦略対話を主宰し、両国政府の関係部門が参加しました。

　双方は第5回戦略・経済対話の枠組みの下、重要な二国間問題や地域問題、グローバルな問題について意見交換し、「新しい形の大国関係」構築に向けて、戦略的な相互信頼を深め、意見の相違点などを建設的にコントロールして管理することに合意しました。

　今回の戦略対話では、ハイレベルの往来、両軍関係と軍事メカニズムの構築、テロ取締り、地域とグローバルな問題、朝鮮半島の問題、イランの核問題など、116項目の内容について一致し、腐敗撲滅や、税関、交通、領事、身障者保護、エネルギーと気候変動、安全保障など、幅広い分野での協力を強めることに同意しました。（07/12　Lin、山下） 暮らし・経済へ