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 中国の大気汚染新基準クリアは3都市のみ

2014-06-05 17:46:55     cri    

 6月5日は世界環境デーです。中国環境省は4日、『2013年中国環境状況公報』(以下、『公報』)を発表しました。

 『公報』によると、「2013年に導入した新しい大気汚染基準である『環境空気品質基準』によると、全国74の重点都市のうち、基準を満たした都市は、海南省海口市、浙江省舟山市、チベット自治区ラサ市の3都市にとどまる。また、スモッグのひどい日が全国平均で年間に35.9日間あり、前年より18.3日間増えて、1961年以来最多になった」ということです。

 『公報』はまた「2013年北京・天津・河北省、長江デルタ地域、珠江デルタ地域などの重点地域、および直轄市、省都という74都市は新基準を適用したが、以前の基準を適用した256都市については、基準を満たした都市が69.5%に上った」と記しています。

 地域別にみると、北京・天津・河北省、長江デルタ地域、珠江デルタ地域の重点区域のうち、北京・天津・河北省と珠江デルタ地域のすべての都市は基準を満たしていません。長江デルタ地域では舟山市だけが汚染物検査6項目のすべてに合格しています。

 『公報』はさらに「2013年、北京・天津と河北省の11都市の平均基準到達日の比率は37.5%であった。これら13都市の重度以上の汚染日の比率は20.7%で、そのうち10都市の基準到達日の比率が50%以下であった。北京・天津・河北省地域における汚染物質ではPM2.5が一番多く、全体の66.6%を占める。次にPM10が25.2%を占める。北京の基準到達日の比率は48%で、重度以上の汚染日の比率は16.2%で、主な汚染物質はPM2.5とPM10である」と記しています。(Yin、小山)暮らし・経済へ

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