今月5日の「世界環境デー」を前に、中国環境保護省が4日、最新の「中国環境状況公報」を発表しました。中国の環境状況は、ある程度改善されているものの、生態環境保護の情勢は依然として厳しいということです。公報によりますと、新しい大気環境の観測基準を実施している74都市において、大気質の合格率は僅か4.1%しかないということです。現在、酸性雨は主に長江沿線や中、下流地域の南に集中しており、国土面積の10.6%に及んでいます。そのほか、全国の水環境も楽観視できないとされています。地表水の1割前後は深刻な汚染で、劣V類水質です。さらに、4割の海と川の流域で劣V類水質になったということです。一方、土壌汚染も悪化し、全国耕地の、1.5%は中度汚染、1.1%は重度汚染ということです。
これを受け、今年の中国での「世界環境デー」のテーマは、「汚染に宣戦」です。政府は貧困撲滅と同様に、汚染撲滅を決意したということです。(06/04 Lin、山下)暮らし・経済へ
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