新しいラウンドの国連気候変動会議が4日ドイツのボンで開かれました。今年12月にペルーで開かれる予定の第20回国連気候変動枠組条約締約国会議（COP20）の作業部会として、今回のボン会議は、特に2013年から2020年までの国別の温室効果ガス排出削減量をめぐって討議しました。これまでの主な任務は京都議定書の目標達成でしたが、これが第1段階とすれば、これからの第2段階は2020年までの目標を策定することです。

　ドイツメディアの報道によりますと、今回会議の主な成果は中国とアメリカの貢献によるものです。中国は温室効果ガスの排出に上限を設け、アメリカは2030年までに発電所による二酸化炭素（CO2）の排出量を2005年より30％減少すると発表しました。これにより、2020年までにアメリカのCO2排出量は少なくとも17％減少する見込みです。（06/05　Lin,高橋）国際・交流へ