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 「BASIC」4カ国、EUの航空機排出規制に反対

2012-02-15 11:40:01     cri    

 中国、インド、ブラジル、南アフリカの「BASIC」4カ国第10回気候変動会議が14日にインドの首都ニューデリーで開かれました。4ヵ国はダーバン会議(COP17)で合意した事項や今後の気候変動交渉について意見を交わし、立場を協調した上でEU・欧州連合の航空機排出規制に反対を示すことで一致しました。

 会議後に発表された共同コミュニケは、COP17で収めた成果を認め、『京都議定書』の第二約束期間の設定に歓迎の意を示しました。さらに、南アフリカがCOP17の議長国として発揮した重要な役割を高く評価し、引き続き「BASIC」4カ国のメカニズムを生かして途上国の立場を協調し、多角協力を進めて途上国の権益確保に取り組むよう強調しました。

 中国国家発展改革委員会の解振華副主任ら4ヵ国の閣僚級代表は会議後の記者会見で、「4カ国は、EUが航空機の温室効果ガスの排出規制に定めた一方的な行動に反対する。これは国連の多角主義の精神に背くもので、『国連気候変動枠組み条約』に強調された『共同かつ区別ある責任』の原則にも合致しない」と示しました。

 なお、今回の会議にはカタール、スワジランド、シンガポールの高官がオブザーバーとして出席しました。次期会議は今年の第2四半期に、南アフリカで開かれる予定です。(02/15 Lin、吉野) 国際・交流へ

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