国連のパン・ギムン事務総長は現地時間の13日ニューヨークの国連本部で、「シリア内戦の和平交渉を担当してきたブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表の辞表を受理した。ブラヒミ氏は5月31日付で辞任する」と発表し、後任については「適切な候補者を考えるには一定の時間が必要だ」と発表しました。

　パン事務総長はこの日、国連本部でブラヒミ特別代表とともに共同記者会見に出席し、まず声明を読み上げました。声明は「非常に残念ながらブラヒミ氏の辞表を受理した。ブラヒミ氏は2012年8月アナン前国連事務総長をついで、国連・アラブ連盟合同特別代表に就任した。ブラヒミ氏は経験ある外交官としてこの2年間斡旋活動を積極的に行い、シリア問題の解決を目指すジュネーブ会議を円満に主催した」とし、ブラヒミ氏を高く評価するとともに、「ブラヒミ氏の努力は関連各方面の本当の支持を得られなかった。これはすべての人にとっての敗北だ」と表明しました。（Yin、大野）国際・交流へ