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 習近平主席、パリのユネスコ本部を訪問

2014-03-27 21:41:25     cri    

 中国の習近平国家主席は27日にパリのユネスコ(国際連合教育科学文化機関)本部で、イリナ・ボコバ事務局長と会談したほか、文明の交流に関する主張を述べる演説をしました。

 ボコバ事務局長と会談した際、習主席は「国際情勢が深刻化・複雑化している現在、人類が直面する課題が増えている。国と国、人と人の相互理解や協力を必要としている。そうした中、ユネスコは取ってかわることのできない役割を果たしている」とし、ユネスコ、特にアフリカ諸国や後進国の持続的な発展と文化の保護を支援したいとの考えを示しました。

 ボコバ事務局長はユネスコに対する中国の長期的な支援に感謝し、習主席の訪問によって、双方の協力は更なる成果を実らせるものと期待を示しました。

 また習主席はユネスコ本部で演説を発表し、異なる文明間の交流についての考えを述べました。習主席はその中で、「異なる文明に対し、空よりも広い心を持たなければならない。異なる文明の相互尊重と調和のとれた共存を促し、文化の交流と互いに学び合うことを各国国民の友情を増進する架け橋、社会の進歩を促す原動力、更に世界平和を擁護する絆にするべきだ」と主張しました。(ZHL、吉野)

 中国の習近平国家主席は27日パリで、フランスのエロー首相と会談しました。

 席上、習主席は「中国とフランスはそれぞれ世界二番目と五番目の経済体で、協力の潜在力が大きい。訪問期間中、私は両国の多くの工商業者と話し合い、彼らの協力の強い願望を感じ取った。われわれが共に発表した中仏関係中長期計画は、両国の貿易と双方向の投資のより大きな発展を促進していくに違いない。フランスが中国の企業によい投資環境を提供してほしい。また、双方は第三国での3カ国協力を探ることもできる。中国は、フランスの金融機構が人民元資産への投資を歓迎する」と述べました。

 これに対して、エロー首相は「フランスは長い目で、仏中の全面的戦略パートナー関係を見ている。中国と政治的対話を保ち、人的交流と文化交流を推し進め、重大な国際と地域問題での協調を強化していきたい。経済貿易の面では、双方は伝統的な分野における協力を固めると共に、積極的に新しい協力分野を切り開いていくことを希望する。中国企業がフランスへ投資することを歓迎する」と強調しました。(Katsu、Kokusei)

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