パレスチナ解放機構（PLO）執行委員会のアシュラウィ氏は4日、「今後樹立されるパレスチナ国にイスラエル軍に代わってNATO部隊の駐屯を求めたアッバス議長の提案は、パレスチナとイスラエル双方の利益に合致するものだ」と述べました。

　アシュラウィ氏はこの日メディアの取材に、「国際部隊がパレスチナ国家に駐屯することは、パレスチナとイスラエルの国境地帯の安全と安定を維持するためだ」と述べた上で、「パレスチナ国に長期的にイスラエル軍が存在することにパレスチナ側は断固反対する」と強調しました。

　一方、ガザ地区を支配するパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの報道官は、「ハマスはアッバス議長のこの提案を絶対に受け入れない。それはパレスチナ国家の主権を損うものだ」と強調しました。（ミン・イヒョウ、大野）国際・交流へ