現地地時間の26日正午、中国国務院の李克強首相はルーマニアで中・東欧諸国16カ国の指導者とともに中国鉄道などのインフラ施設及び設備製造展を参観しました。

　李克強首相と中・東欧諸国の指導者は展示ホール入り口で流されていた四方八方に通じる鉄道ネット、電光石火のごとく走る列車、人々の笑顔など、中国の改革開放以来の鉄道開発が先進国を追うレベルから、先端技術を持つまでに成長した様子を紹介するビデオを興味深く眺めていました。鉄道の発展は経済発展を牽引したばかりでなく、国民生活も改善しました。

　展示ホールには長さ21メートルの中国の高速列車「和諧号」のモデルが展示され、中・東欧諸国の指導者が速度の性能について聞く姿も見られました。担当者の話では中国の高速鉄道列車は動力や積載重量が大きいだけでなく、騒音が少なく省エネといった特徴があるそうです。

　李克強首相は各国指導者に「中国の技術と設備は先端的で、経験や競争力を持っていることから各国の実用に適しており、市場のニーズを満足させられる。インフラ施設と設備製造が双方の互恵協力の支えとなっている」と強調しました。（Yin、吉野）暮らし・経済へ