国連安保理は18日にソマリア沖での海賊取り締まりに関る第2125号決議を承認しました。決議によりますと、世界各国と地域組織はソマリア暫定政府と連携しソマリア沖での海賊及び海上武装強奪行為を取り締まる権限を即日から12ヶ月間延長します。

　また安保理の今月の輪番議長を務める中国の劉結一国連大使は会議を招集し、会議後の記者会見で「安保理が承認した第2125号決議は国際社会がソマリア海賊の取り締まりに協力するという強いシグナルであり、加盟国や地域組織がソマリア政府と協力の枠組みを持続するものだ。安保理はソマリア沖の海賊取り締まりにおいてすでに積極的な成果をあげ、海賊行為は大いに減少した。安保理第2125号決議はこの積極的な情勢をさらに継続することを期待している」と述べました。（競、吉野）国際・交流へ