中国の李克強首相は15日北京でオランダのマルク・ルッテ首相と会談し、「第16回中国・EU首脳会議を控えて、中国はEUと戦略的、長期的な視点で関係発展のビジョンを描き、投資協定の締結に向けた交渉を推進し、双方の協力レベルを高めていきたい」とし、オランダがEUの一員として積極的な役割発揮に期待を示しました。

　李克強首相は「中国とオランダはいずれも国際貿易自由化を積極的に主唱している。当面の世界経済回復が依然として多くの不確定な要素を抱えていることから、中国とEUはマクロ的な経済政策の協調を強め、保護貿易に共同で反対し、貿易投資の自由化と利便化を推進していく必要がある。双方は市場や技術、人材、資金などの面におけるポテンシャルを引き出し、両国の包括的かつ高水準の協力枠組みを構築していくべきだ」と述べました。

　ルッテ首相は「投資協定の締結に向けた交渉及びEU・中国自由貿易地域の確立は、双方の経済成長にとって有利だ。第16回EU・中国首脳会議で合意できることを期待している」と述べました。（ZHL）