李克強首相は22日正午、人民大会堂でロシアのメドベージェフ首相と共同記者会見を行いました。

　李克強首相は中ロの第18回首相定期会合で合意した共通の認識事項と成果を紹介し、「中ロの協力は世界最大の隣国同士の協力で、国連安保理常任理事国同士の協力、また、二つの主要新興国同士の協力でもある。この協力は両国、ユーラシア大陸および世界に及ぼす意義は言わずと知れたことだ。中国はロシアと手を携えて努力し、協力のポテンシャルを掘り起し、その形式を新にし、二国間の戦略的提携により多くの成果をもたらすようにしていきたい」と述べています。李首相はさらに、このほどの黒龍江流域の水害対策における中ロの協力と提携にふれ、「両国の戦略的提携と深い友情を十分に表したものだ」と高く評価しました。

　メドベージェフ首相は、「李克強首相との会合は成果にとんだもので、ロ中関係は名実ともに、全面的な戦略的協力パートナー関係だ。ロシアは中国と貿易、投資の規模をさらに拡大し、エネルギー、宇宙開発、農業、人的、文化などの分野における交流と協力を強め、調整を密接にし、ロ中関係を引き続き前進させていく」と話しました。

　メドベージェフ首相は李克強首相に来年、ロシアを訪問するよう招請するとともに、ロシアでの第19回両国首相定期会合の開催を提案しました。（Yan、Lin）