中国外務省の華春瑩報道官は16日、米大統領が台湾の国際民間航空機関（CIAO）参加支持共同決議案にサインしたことについて記者の質問に答えました。

　7月12日、米オバマ大統領は、議会で採択された今年の第38回国際民間航空機関大会に台湾がオブザーバーとして参加することを支持する決議案にサインしました。これに対し、中国側の考えについて質問された際、華春瑩報道官は、「台湾同胞がCIAOを含む国際組織の活動に参加することは中国人自身の問題だ」として、「いかなる外国政府や機関或いは個人であろうと介入には断固として反対する」と述べました。

　華報道官は更に、「米議会が採択した関連決議案は一つの中国政策と中米間の三つの共同コミュニケの原則に違反するもので、中国はこれに断固反対すると共に厳正な交渉を申し入れた」としました。その上で、「台湾問題で中国との約束を守り、台湾関係の問題を適切に処理し、中国への内政干渉を止め、両岸関係の平和発展に有利なことをするよう促した」と語りました。（ヒガシ　高橋）