中国の李克強首相は23日にイスラマバードで、パキスタン軍統合参謀本部のハリド・シャミーム・ウィン議長、アシュファク・パルベズ・カヤニ陸軍参謀長、サンディラ海軍参謀長、ブット空軍参謀長などパキスタン軍の指導者と会見しました。

　李首相は会見で「中国とパキスタン両国の間にはしっかりとした壊すことのできない友情があり、両国の指導者と両国人民の支持を得て、両国軍隊の関係も深く発展している。パキスタン軍はパキスタンの安全と安定を維持する重要な力だ。現在、パキスタンの地域安全情勢に不安定要素が存在している中、中国が約束どおりにパキスタンを訪問することは、中国政府が今後もパキスタンに対し友好政策を実施し、パキスタンの安定と更なる成長を支持する証だ」と語りました。

　李首相はまた「パキスタンの良き隣人、良き友、良き仲間である中国は、パキスタン情勢の発展に十分注目し、パキスタン人民が自国の状況によって選んだ発展の道を尊重する。パキスタンが自国の根本的利益の立場に立ち、政治安定の維持と経済の発展、国民生活の改善に共に努力することを支持し、できるだけの支援を提供していきたい」と述べました。

　パキスタン軍の指導者らは李首相の来訪に熱い歓迎を示し、「パキスタンに駐在する中国機構と中国人の安全を保障するのはパキスタン軍の神聖な職責であり、パキスタン軍は中国と交流を強化するほか協力を拡大し、地域の平和、安定を維持する。両国関係の更なる発展を推進したい」と応じました。（白昊、吉野）