中国の李克強首相は現地時間の22日午前、パキスタンの首都イスラマバード入りし、パキスタン訪問を始めました。

　李首相を乗せた特別機がパキスタン上空に入ると、パキスタンの戦闘機6機が護衛しました。空港には、パキスタンのザルダーリー大統領とコーソー首相が出迎えたほか、盛大な歓迎式典が催され、礼砲21発が撃たれました。

　中国外務省によりますと、パキスタン訪問期間中、李首相はザルダーリー大統領とコーソー首相のほか、議会や政党、軍隊の責任者とも会談します。また、両国関係に関する講演や友好者との懇談会を開き、各界と広く接触することになります。

　今回の訪問は、パキスタンで国民議会選挙が終わり、新政府が発足を迎える時期になります。これについて、中国外務省の宋涛次官は「この訪問日程は、両国間の高度の相互信頼と特別な友情の表れだ」としています。（朱丹陽　山下）