中国チベット自治区のラサ市農牧局によれば、これまでラサ市の野菜供給は全て自治区外に頼っていましたが、現在、野菜最盛期の夏と秋は野菜の自給をほぼ達成したということです。
高原の気候や地理的環境などにより、長い間、チベット住民の食生活は肉類とハダカムギが主で、野菜は多くありませんでした。しかし、今、ラサ市内で販売されている野菜は百種類以上に達し、ピーマンやキュウリ、ナス、トマトなど、これまでチベットではめったに見なかった野菜も出回っています。
ラサ市農牧局の統計によりますと、2012年ラサで栽培された野菜は24万1000トンに達し、夏と秋の野菜の自給率は88%、11月から翌年3月までの冬も自給率は6割に達したということです。
ラサ市農牧局の劉俊博局長はさらに、「年末までに、ラサ市の野菜栽培面積は7万1000ムーに達し、そのうちハウス栽培技術を採用した栽培面積は1万8500ムーになる見込みだ」と予測しました。(05/06 Lin、大野)暮らし・経済へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |