アジア開発銀行(ADB)は9日発表した「2013年版アジア経済見通し」で、2013年における中国のGDP成長率の見通しを以前に発表した8.1%から8.2%に引き上げました。
報告書は、「2012年の中国のGDP成長率は13年ぶりに7.8%という底を打ったが、世界第二の経済体として、今年はある程度回復するだろう」と指摘しました。しかし、中国政府が環境に与える影響と貧富の格差を縮めるために実施した政策が、経済の更なる成長を抑え、2014年の経済成長は再び8%の水準に戻ると予測しています。
アジア開発銀行の駐中国代表は、「食品価格が安定していないことや地方投資の過度な成長、海外市場での量的緩和政策の実施、天然ガス、飲用水、電気などの公共料金に対する管理の緩和、労働力コストの値上げなどの要素がいずれも、未来の中国経済のインフレ圧力となるだろう」と紹介しました。(万、中原)暮らし・経済へ
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