国連人道主義事務弁公室の調査団が21日、シリアのダマスカスで記者会見を開き、国連による人道主義支援は充分ではないが、支援作業をよりよく推進する方法を見つけたと明らかにしました。

　調査団によりますと、国連はすでに2億ドル相当の支援を提供しましたが、シリアが必要とする50％で、まだまだ足りないということです。一方、難民をもっとも助けたのはシリア人自身です。家を失った人々に宿泊などの援助を提供した家庭がたくさんあります。調査団は、シリアアラブの赤十字組織など地元の人道主義組織を高く評価しました。

　最新データによりますと、シリア国内で、およそ400万人が緊急の人道主義支援を必要とし、200万人が家を失い、周辺諸国に逃げた難民は65万人を超えたということです。

　同じ日、ロシア政府は22日にシリアにいるロシア人を撤退させることを明らかにしました。（ooeiei、志摩）国際・交流へ