国連世界食糧計画(WFP)は8日ジュネーブで、「武力衝突の影響で、シリアは現在250万人が緊急食糧援助を必要している。それに対して、WFPが提供できる食糧は150万人分しかない」と強調しました。
この日、ジュネーブで開かれた定例記者会見で、WFPのバース報道官は、「シリア赤新月社が進めている食糧援助は限界に達しており、現在、WFPは食糧配給の実行力を持つ地元NGOを探している。このほか、武力衝突で物資の供給も日増しに逼迫している。食糧や援助物資の輸送を確保するため、ガソリンの輸入について関連国と交渉中だ」と述べました。
国連難民高等弁務官事務所が8日まとめた報告によりますと、難民としてレバノンに入ったシリア人はすでに18万人を上回り、先週よりおよそ1万人増えました。(朱丹陽 大野)国際・交流へ
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