中国の陳竺衛生相は7日、2013年全国衛生活動会議で、今後、大型公立病院の規模拡大を厳格に規制し、私立医療機関の発展のスペースを空けておくとの方針を明らかにしました。
現在、中国の医療機関は2万カ所余りで、私立の医療機関が約3分の1を占めています。しかし、私立病院の業務量とベッド数は全体の約1割しか占めていません。中国の衛生当局の計画では、2015年までに私立病院の業務量とベッド数を倍増させることになっています。
私立病院の発展について、陳衛生相は、「今後、医療改革を進める中で、各レベルと各種類の医療機関の数と配置を合理的に決め、大型公立病院の規模の拡大を厳格に規制し、融資を受けた公立病院の建設を禁止しなければならない」と強調しました。また、「民間からの資本による医療機関の設立を奨励し、私立の医療機関の発展にスペースを空けておく」としました。さらに、「私立病院が機能の面で公立病院と補い合い、国民の高いレベルの医療需要を満たせるよう導いていく。今後は公立以外の医療機関のベッド数が占める割合が、年間2%から3%増としてゆき、2015年までにそれが20%以上になることを目指している」と述べました。(鵬、大野)
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