27日、第5回全国大学多言語通訳大会の決勝が北京第二外国語学院で行われ、各言語の1位が選ばれました。
録音を聞きながらメモをしている選手
これは中国翻訳・通訳協会と北京第二外国語学院が共催したもので、全国35の大学から70名あまりの選手が、日本語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、韓国語の5言語のコンテストに参加しました。そのうち、日本語では同時通訳と逐次通訳に分けられ、それぞれ6名の選手が出場しました。2時間ほどのコンテストの結果、北京第二外国語学院の騰越さんが同時通訳の1位、北京外国語大学の孔鑫梓さんが逐次通訳の1位に輝きました。
逐次通訳1位の北京外国語大学の孔鑫梓さん(中)
同時通訳1位の北京第二外国語学院の騰越さん(右)
日本語コンテストの審査を担当した中国教育労働組合全国委員会巡視員の白立文さんは、選手たちは国際会議の通訳になってもおかしくない高いレベルだと評価した上で、「しかし、通訳はもっと楽しくやってほしい。疲れたり、緊張するのではなく、イヤホンから楽しい声を聞きたい」との希望を述べました。中国国際放送局日本語部の付頴部長は、通訳するとき聞いている相手をもっと意識してほしいとアドバイスしました。
選手たちをコメントする塚本慶一教授
杏林大学の塚本慶一教授は、「若い選手たちは朝8時の太陽だ。中国の優秀な通訳が次々と出てくるのは本当に嬉しい。逆に、日本では通訳者不足がますます深刻になっており、日本人通訳者も頑張らなければならない」と指摘しました。(取材:陳博)国際・交流へ
選手、審査員、スタッフの集合写真
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