パレスチナ自治政府のアッバス議長が11日、ヨルダンの首都アンマンで、イスラエルのバラク国防相と秘密会談をしたことが、15日明らかになりました。
会談でバラク国防相は、イスラエル軍が一方的にヨルダン川西岸を撤退する計画を明らかにし、この計画がパレスチナとイスラエルの和平プロセスにもたらしうる影響についてアッバス議長に説明しました。一方、アッバス議長は、暫定的な国境によるパレスチナ国家の樹立に反対するパレスチナの立場を改めて強調すると共に、「イスラエルがヨルダン川西岸での入植地建設を停止することが和平交渉再開の前提条件だ」と強調しました。双方はまた、パレスチナの国連オブザーバー加盟について意見を交わしました。
ヨルダンのアブドラ国王二世も今回の会談に参加しましたが、この会談は、2010年パレスチナとイスラエルの和平交渉が中断して以来、双方の最高レベルの会談だということです。(玉華、大野) 国際・交流へ
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