欧州連合(EU)が15日、イランへの制裁強化を決定したことを受け、中国外務省の洪磊報道官は16日、「イランに対する一方的な制裁に反対する。イラン核問題を適切に解決するには、対話と協力が唯一の正しい手段だ」と述べました。
EUの外相理事会は15日、イランからの天然ガスの輸入を禁止し、イランの金融に対する制裁と輸出制限を強化することを決めました。これに対し、洪報道官は「圧力をかけたり、制裁したりすることでは、イラン核問題は解決されない。逆に問題を複雑化、悪化させ、対立を激化させてしまう。地域の平和と安定にもマイナスだ」と強調しました。さらに、「イラン核問題をめぐる対話と協力では、得がたい前向きな兆しが見られており、外交努力にはまだ余地がある」としたうえで、「関係各国が柔軟性を持って実際的な解決法を探り、新たな対話を早期に行うよう期待する」と述べました。(鵬、山下)
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