ドイツのショイブレ財務相は「しばらくはスペインへの支援は必要はない」との考えを示し、8日の為替市場では、ユーロの勢いが抑えられ、ドルが対ユーロで2週間前の低いレベルから反発しています。
ユーログループのユンケル議長は8日、ルクセンブルクで開かれたユーロ圏財務相会合で、5000億ユーロ(約51兆2557億円)の融資規模となるユーロ圏における恒久的な支援基金「欧州安定メカニズム(ESM)」が発足したことを発表しました。しかし、これはユーロ圏の安定にプラスにはなりますが、十分な支援にはなりません。ドイツのショイブレ財務相はこの日、「スペインは自分の努力による市場からの融資で、しばらくは支援の必要はない」としました。その発言は投資家の気持ちを落ち込ませたことから、ユーロの勢いが抑えられました。
8日のニューヨーク外貨為替市場は、1ユーロは1.2667ドルで、前日の1.3025ドルを下回りました。(白昊、山下)国際・交流へ
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