米商務省は28日、中国の米向け輸出製品のステンレス水槽が不当に安く、ダンピングマージンは54.25%~76.53%にあるとする初の裁定を行いました。
米商務省は当日声明を発表し、ダンピングマージンに対する今回の裁定結果に基づき、当該品目に対し相応の反ダンピング税保証金を徴収するようアメリカ税関に通告するとしています。
米通商省最新の貿易法の執行規定に照らしますと、これにより当該商品の輸入元は2011年11月2日以降、裁定結果の発表から反ダンピング税の発令までの間に、保証金を現金で税関に支払わなければなりません。
アメリカの手続きによりますと、反ダンピング税の徴収には米商務省と米国際貿易委員会の双方が何れも肯定的な最終裁定を下す必要があります。最新日程では、米商務省は2013年2月までに最終裁定を行い、米国際貿易委員会は2013年1月に最終裁定を行うとしています。中国製ステンレス水槽は反ダンピング税のほか、反補助金措置の発動の危険にもさらされています。
今年に入ってから、アメリカの経済回復の歩みが依然として緩慢であることから、保護貿易主義が台頭しつつあります。中国商務省は、米政府に対し保護貿易主義反対の約束を固く守り、自由で開放的かつ公正な国際貿易環境を共に維持し、より理性的な方法で貿易摩擦を適切に処理していくよう重ねて表明してきました。国際・交流へ
(Yan、中原)
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