15日に中国第一自動車グループは創立59周年を迎え、同日の午前、吉林省の長春で「紅旗H7」高級乗用車の量産に向けたラインオフ式が行われました。これは中国初の乗用車ブランド「紅旗」の市場再進出を意味しています。
「紅旗H7」は中国第一自動車グループが開発したCセグメントの高級車で、第一自動車グループが独自に開発したエンジンなどのコア部品を搭載しています。このプロジェクトは2008年6月に正式にスタートして以来、自主化と商品化を念頭に進められてきました。設備の調整やサンプル生産などを経て、このほどようやく正式に本格的な量産へと踏み切りました。
「紅旗」は中国初の乗用車ブランドで、1958年6月に中国第一自動車製造工場で誕生しました。その後、国慶節の閲兵式の専用車両として使用され、人々に広く知られるようになり親しまれてきました。しかし1981年に石油を節約する「節油令」が出され「紅旗」乗用車は生産停止となりました。
このほど新たに量産する「紅旗H7」は社用車を目指し、来年から市場に出荷され、アウディやベンツなどの国際高級車ブランドと肩を並べることになります。「紅旗H7」の量産は、中国の高級車市場を制覇する外国ブランドの地位を揺るがすものとして期待が寄せられています。(07/16 Lin、吉野)
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