中国海洋石油（CNOOC）がこのほど、外国企業との合同開発のため、南海海域にある9つの鉱区を国際入札に付すると発表しました。これについて、外務省の洪磊報道官が26日の恒例記者会見で、「中国企業が石油天然ガスの鉱区を入札に付することは、正常な企業活動で、中国の法律と国際慣例にも合致するものだ」と述べました。

　洪磊報道官はまた、「南海における食い違いと紛争を巡る中国の立場は変わっておらず、共同開発や協力を積極的に推進するなど、交渉を通じて、引き続きこれらの問題を解決していく」と述べた上で、「中国とベトナムの間にある紛争を解決するに当たって、双方は多くの共通認識を持っている。これらの共通認識を守り、紛争を複雑化、拡大化させる行動を取らず、関連海域における油田ガス田の権益を侵す行動を直ちに止めるよう」ベトナムに要請しました。

　中国海洋石油（CNOOC）は中国最大の国営石油企業の１つです。（FUYING、KOKUSEI） 暮らし・経済へ