欧州議会は15日、ストラスブールで採択した決議で、「EU・欧州連合は低炭素経済への転換を支持し、石炭、石油と天然ガスなど燃料への依存度を逐次に下げ、2050年までに、よりよい競争力を持つ低炭素経済を実現させる」としています。
この決議は「欧州委員会は去年の3月、『エネルギーロードマップ2050』を打ち出した。この文書は、2050年までに域内の温室効果ガスの排出量を1990年より80%―95%減らす削減とした上で、コスト的にみると、2020年まで20%減らすという現在の目標を引き上げるべきだ。経済的競争力を増強するために、EUはエネルギー、交通、輸送と農業などの面で、より多くの排出量削減策を実施すべきだ」としています。
この決議はさらに、「海上輸送、電力生産と農業などでは二酸化炭素の排出量を減らすと共に、2030年までに、再生可能なエネルギーの保有量を強制的指標に達するようにしていく」としたあと。これを目指して、これからも立法の提案を行うよう欧州委員会に求めました。(朱丹陽)国際・交流へ
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