ロイター通信は12日付けの記事で、EU外交官の話を引用して「EU加盟国では、各国企業にイランとの石油貿易で生じた債務を取戻せるようにするため、イランに対する制裁の実施を延期する提案が幅広く支持されている。このため、EUでは、イランからの石油の輸入禁止と石油化学工業製品の輸入禁止という二つの制裁措置の実施をそれぞれ6ヶ月と3ヶ月延期することにしている」と報じました。
これを受けて欧州委員会の外務・安全保障政策上級代表の報道官は「現在、多くのマスコミは、EUによるイランへの石油制裁のニュースを盛んに取り上げているものの、EU内では更なる制裁措置を発動するかどうかについて、加盟国の間では数多くの食い違いが残っている。結論すら出ていないことを延長するなどはありえない話だ」と述べました。さらに、23日に開かれるEU外相会議ではこれについて合意に達するだろうと示しました。(朱丹陽) 国際・交流へ
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