第4回中国金融活動会議の閉幕後、中国の中央銀行である中国人民銀行の周小川総裁は記者のインタビューに対し、「今年、つまり2012年の世界経済は多くの困難と不確定要素にさらされている。中国はこれに注目し、政策的な準備を整え、しっかりと対応していくべきだ」と述べました。
周総裁は、「世界では、ユーロ圏債務危機の動きや、アメリカ経済の回復に伴う不確定要素、それに新興国の経済成長の減速などの問題が依然として存在している。また、世界の経済情勢は常に変動しつつあり、その予測は難しく、的確な対応に取り組まなければならない」と述べました。
周総裁によりますと、今年、国内では国際市場から影響を受け、輸出が減り、経済成長への圧力はいっそう増すだろうと考えられます。同時に土地や労働力と環境保護のコストなど、物価上昇に影響を与える不確定要素は依然として多い上、今年は地方政府の責任者の更迭や都市化の推進、工業化加速という様々な影響を受け、マクロ調整はより難しくなるということです。
周総裁はまた、「今年はインフレ予測管理を合理的に行い、安定し健全な通貨政策を堅持して経済を発展させていく」と述べました。(Lin)暮らし・経済へ
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