欧州連合(EU)財務相会議が19日、コミュニケを発表し、「会議に出席したユーロ圏17カ国の財務相は、ユーロ圏の情勢を安定させるために、相互融資を通じて、国際通貨基金(IMF)に1500億ユーロの資金を拠出することに一致して同意した。IMFはこれに歓迎する意を示した」としています。
このコミュニケでは、「EU加盟国はIMFのリソースを大幅に拡大することを支援すると示した。経済が衰退し、金融市場が混乱する状況の下で、EU加盟国の難関越えを支援するIMFの系統的な支援任務の遂行にプラスとなる。会議に出席したユーロ圏の財務相はIMFに1500億ユーロの資金を提供することについて意見が一致し、出資の比率は改革後の2010年IMF 割り当て額案に基づいて行われる。このほか、チェコやハンガリー、ポーランド、スウェーデンも、IMFのリソースの拡充に参加する意志を示した。しかし、イギリスはすでに、来年初め、G20 枠組の中でその出資額を決定すると示した」としています。
また、IMFの報道官は同日、声明を発表し、「IMFのリソース拡充に対するユーロ圏財務相の支援を歓迎する。IMFは加盟国の職責履行能力の強化に尽力している」と述べました。(董燕華、山下) 国際・交流へ
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