中国第28次南極観測隊大洋チームが明らかにしたところによりますと、現地時間17日の午後5時24分、中国第28次南極観測隊は南極のプリッツ湾海底に、中国の独自開発による地震計（OBS）を設置することに成功しました。中国が南極海域に海底地震計を設置するのはこれが初めてです。地震計を利用し今後、南極大陸とその周辺海域の地震状況の観測を行っていくということです。

　矯玉田隊長は、「地震計は3ヶ月間にわたって海底で観測を続ける」と述べ、18日の午前にプリッツ湾北部にも海底地震計１台を設置することを明らかにしました。

　中国は、2台の地震計を2012年の3月に回収し、収集したデータについて分析を行う計画です。（董燕華、吉野）　暮らし・経済へ