中国の南極観測船「雪龍」号は29日、上海港を離れ天津港に向かいました。この南極観測船は11月3日、第28回南極科学調査任務を遂げるため、天津港を出航し、南極に赴きます。

　初めて天津港に到着する「雪龍号」が天津港停泊期間、乗組員達は天津極地海洋世界で極地に関する科学知識を普及するための展示会を開催したり、大学で関連知識に関する懇談会と報告会を行うことなど科学普及活動を展開します。

　今回の観測隊は女性隊員10人を含む220人からなり、31項目の科学的調査を行います。中国が自主開発した全自動無人「シュミット望遠鏡(AST3)」は「雪龍」号とともに、南極の内陸最高点「ドームA」に向かうことになっています。（万、kokusei）暮らし・経済へ