欧州委員会は15日、格付け機関の規制強化を図る法案を出し、より厳密な法則に従い、格付けの透明性を更に高め、犯した過ちに責任を取るよう格付け機関に求めました。
欧州委員会の内部市場とサービスを担当するミシェル・バルニエ委員はその際、「欧州委員会は格付けの多様性を強化し、格付けの発注企業に対し、3年ごとに格付け会社を変更するよう義務付ける」と述べました。また、法案の中では、すべての複雑な金融商品は2社以上の格付け機関から格付けを受けるべきであり、大手格付け機関の株主は、ほかの格付け機関の株主になってはいけないとしています。
法案では、格付け機関は格付けの基礎となるデータなどをすべて関係する欧州加盟国や投資者に公表するよう義務付けています。また、市場の混乱を避けるために、各国の中央政府や政府機関によって発行されたソブリン債の格付けは、株式、債券市場の終了と開始の少なくとも1時間前に発表することを定めまています。その他、不当な格付けで投資者の損失を招いた場合、投資者は関係する格付け機関を告訴するべきであり、これに対し格付け機関は違反していないという証拠の提供を義務付けられています。(劉叡、志摩)国際・交流へ
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