楊外相は「過去数十年間、アジア太平洋地域は全体的に平和で安定している。また、この地域の経済は急速に成長し続け、地域間協力も活発で、様々なシステムも日増しに整ってきている。しかし、同時に、昔から解決していない領土紛争や、伝統的、もしくは新たな脅威など不安定な要素もある。対話と交渉によって相違点を埋め、課題に共に協力して対応することは、この地域、各国の共通認識だ」と述べました。

　また、楊外相は「当面、アジア太平洋地域にとっても最も重要な議題は経済の発展と人民生活の改善だ。各方面は、地域の平和と安定の維持から出発し、新しい安全観念を実践するべきだ。そして、お互いに猜疑心や対抗心を持たず、信頼し、協力し合うべきだ。平和的な方法で国家間の争議を解決し、共にこの地域の平和と安定を守っていかなければならない」と強調しました。

　楊外相は更に「中国は平和発展の道を堅持し、互恵と共栄の精神で開放的戦略を実施している。また、隣国をパートナーとする友好政策を実施し、平和共存五原則の下、アジア太平洋地域の全ての国と友好協力関係を築き、平和で安定し、平等で互いに信頼しあい、協力と共栄関係の地域環境を作り上げていく」と述べました。（翻訳：Katsu　チェック：高橋）