中国・東南アジア諸国連合（ASEAN）環境保護協力センターは24日北京でオープンしました。中国環境保護省の官員とASEANの責任者はオープン式に参加し、環境保護分野における多項目の協力を進めることを示しました。

　中国の周生賢環境保護相は、双方が多くの分野における実務的な対話と協力を行うことを提案し、「中国・ASEANグリーン使者計画を実施し、環境無害化技術や環境標識、クリーン生産などにおける協力を確実に推進し、環境協力モデルプロジェクトを積極的に展開していく。また、気候変動や生物多様化保護、危険廃棄物の不法海外移転、水環境の管理などにおける意思の疎通と協力を強化していく」と述べました。

　中国とASEAN加盟国はほとんど発展途上国および新興工業国であり、環境や発展の面で多くの試練に直面している。地域の経済、社会、環境の調和を推進し、持続可能な発展を実現させることはこれまでの中国とASEANの対話および協力の主旨となっていた。2009年に双方が共同で作った『中国・ASEAN環境保護協力戦略（2009―2015）は協力の戦略目標と優先分野を明確にしました。

　ASEANのミスラン事務次長は、「センターの設立は双方の効果的な協力を促進していくだろう。これは環境分野における双方の協力が大きく飛躍したことを物語った。私はセンターや中国政府との密接な協力を期待する」と述べました。（翻訳：董燕華）