WTO・世界貿易機関は5日、裁決報告を公開し、中国が9種類の原材料の輸出に制限をかけることはWTOの関連規定に違反していると発表しました。これを受け、中国の一部のアナリストは、WTOの今回の裁決は公平の原則に違反し、西側諸国の利益を支持し、中国の正当な利益を損なうやり方だと反論しました。
中国社会科学院都市発展と環境研究所の潘家華所長は「欧米の目的は、WTOの多国のメカニズムで中国に圧力をかけ、これにより中国に引き続きこれらの国々への安価な原料の提供をさせることである。WTOの裁決には、西側が中国経済の急成長に恐れを抱き、これを制圧する狙いがある」と述べました。
現在、輸出制限が取られた原料は、ボーキサイト、コークス、蛍石、マグネシウム、マンガン、亜鉛などの9種類です。これらの原料の輸出制限は、WTOの「持続可能な発展の道を歩む加盟国は世界資源の最適利用、環境の維持と保護を促進しなければならない」という原則に完全に一致しています。(翻訳:任春生 チェッカー:小野)
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