中国の易小準世界貿易機関（WTO）駐在大使は29日、ジュネーブで、「中国はWTO加盟以来、加盟当時のあらゆる確約をすでに履行し、規則を基礎とするWTOの精神に完全に則り、他の加盟国の発展に絶え間ない貢献をしてきた」と述べました。

　易小準大使はこの日、貿易と持続可能な開発国際センター（ICTSD）および中国世界貿易研究会の共同主催による中国WTO加盟10周年のシンポジウムで講演し、「中国は市場改革を強化し、多くの貿易制度を制定し、より有利な投資環境を作り出した。WTOの法律、制度を遵守するため、中国は3000件の法律法規を取り消したり、修正したり、新しく制定したりした。地方の法規の修正は19万件に達した。これは中国最大規模の法律の改革だ。WTO加盟以来、中国の経済総量は6位から２位に引き上がった。2010年に中国は、日本、オーストラリア、ブラジル、南アフリカの最大輸出国になったと同時に、最貧国の最大輸出国でもあった。今後、中国は引き続き開放し、発展途上国により多くの支援を提供していく。われわれはより多くの中国企業が海外へ進出し、各国に資本や雇用のチャンスをもたらしていく。また、他の発展途上国との貿易を強化し、未来の『南方シルクロード』の開通に努力していく。さらに、南々協力システム（発展途上国間の経済技術協力）を通じて最貧国に支援を提供するつもりだ」と述べました。（翻訳：董燕華）暮らし・経済へ