中国共産党創立90周年記念大会が7月1日北京で行なわれ、胡錦涛総書記が演説を行ないましたが、2日付けの香港各紙は、これについて「党の憂慮する意識がすでに中国共産党の『日常心理状態』になっている」という社説を発表しました。
香港の『文匯報』は社説で、「胡総書記の演説には豊富な内容があり、世界と国家および党の状況を踏まえて、中華民族が強大になり、偉大な復興に向かって絶えず発展する道を切り開いた」と指摘した上で、胡総書記は演説の中で、多くの「新しい言葉」を使い、「中国共産党は、新しい4つの試練と4つの危険に直面しており、新しい人材の選出方法も必要だ」と強調しましたが、これに対して「このような強烈な憂党意識は、中国共産党が絶えず自らを改善、発展させ、その清新さを保つ重要な力となっている」としています。
『大公報』は社説で、「胡総書記は、党を憂慮する心を持つ一方、党を振興する責任を担い、行政と改革開放、市場経済および外部環境という4つの難問に冷静に対応し、精神的な怠慢と能力不足、大衆からの逸脱および腐敗という4つの危険を警戒しなければならないと党全体に求めた」と指摘し、「13億人を率いる与党として、中国共産党の冷静で優れた知性が最も重要な富である」と評価しました。(万、大野)
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