第2回中国―EUハイレベル戦略対話が12日、EU・欧州連合の議長国であるハンガリーの首都ブダペストで開催されました。

　席上、双方は相手側の発展、中国EU関係、それに国際情勢をいかに評価するかについて幅広く、踏み込んだ意見交換を行いました。

　中国の戴秉国国務委員と欧州委員会のアシュトン外交・安全政策上級代表が今回対話を共同で主宰しました。

　席上、戴秉国国務委員は、「双方は互いに尊重し、平等に付合い、イデオロギー、政治制度と発展モデルの違いを超えて、中国―EU関係をより高いレベルに共同で推進すべきだ。相互の信頼を強めるため、EUは中国に対する兵器売却という禁令を一日も早く解除し、また中国の市場経済的地位いち早く認めるよう中国は希望する」と述べました。

　アシュトン上級代表は、「EUは強くて、発展し、成功した中国を目にしたい。中国の発展はEUと中国との協力に広いスペースを提供した。EUは中国の主権を尊重する。また、中国との戦略的パートナーシップの発展に尽力していく。EUと中国の関係は21世紀の国際協力での見本となるべきだ」と述べました。

　このほか双方は、ハイレベルの交流を維持し、政治的な相互信頼を強め、実務的な協力を深め、互恵の共栄を実現させると共に、人的交流を拡大し、青年交流、地方間の交流、専門家と学者の交流を推進し、国際問題での協調と協力を強化することで合意に達しました。（翻訳：玉華）