中国の楊潔チ外相は5日ワシントンで、アメリカのクリントン国務長官と会談しました。
席上、楊潔チ外相はまず、これまでの両国関係を高く評価し、中米両国首脳による緊密な接触維持と中米間の戦略経済対話メカニズム及び人的交流におけるハイレベル交渉メカニズム構築の必要性を強調した上で「胡錦涛国家主席がまもなくアメリカを公式訪問することは、非常に重要な意義がある。双方の共同努力の下に、今回の訪問は両国関係の方向性を明確にするだろう」と述べました。
これに対してクリントン国務長官は「アメリカは胡錦涛国家主席の訪問を期待している。今回訪問は、両国の前向きな協力関係の推進にとって非常に重要だ。アメリカは中国と共に、訪問の成功を確保していく」と強調しました。
双方はまた、朝鮮半島情勢やイラン核問題など、共に関心を寄せる国際問題と地域問題について意見を交わしました。
このほか、楊外相はガイトナー財務長官とゲイリー・フェイ・ロック商務長官ともそれぞれ会談を行い、胡主席のアメリカ訪問のための準備作業と両国関係について意見を交わしました。
また双方は、ここ数年の両国関係の発展を評価した上で、両国の経済協力と貿易は互恵共栄のもので、協力を拡大する必要があり、また、意見の食い違いについては対等的に話し合うことを通じて、両国の経済貿易の持続的、かつ安定した発展を促していくべきだという点で一致しました。(朱丹陽)
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