米のオバマ大統領は20日、就任後初めて米国を訪問しているイギリスのデービッド・キャメロン首相とホワイトハウスで会談を行いました。最近、イギリスの石油会社BPはメキシコ湾の原油流出事故と米パンナム機爆破事件の受刑者の釈放に関わったことで、米国民の強い不満を招きました。キャメロン首相の今度の訪問はこうした米国民の怒りを和らげようとする狙いがあると見られています。
キャメロン首相は会談後の記者会見で、「BPは油井を封鎖する措置を取っており、メキシコ湾に生活を依存している人々が受けた損害への補償もしている」とした上で、「強大かつ安定なBPは両国に利益をもたらす」と述べました。
BPが米パンナム機爆破事件の受刑者の釈放に関与したことについてキャメロン首相は「犯人の釈放はスコットランド政府の決定で、BPではない」と答えました。
このほか、両国指導者は両国の同盟国関係を重ねて強調し、両国関係が以前より悪化しつつあるという推測を解消したいという意図があるものと見られています。(翻訳:huangjing)
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