アメリカのメディアは19日、「2001年『9・11』同時多発テロ事件が発生した後、アメリカの情報機関が過度に肥大化していたため、構造が複雑になり、それを知る人はほとんどいない」としています。
「ワシントン・ポスト」は、「肥大化した情報機関はその経費がいくらか、従事員が何人いるか、プロジェクトがいくつあるのか、どれぐらいの機関が同じ作業をくりかえしているのかなど、これらのことを知っている人はいない。こうした状況の下で、情報収集活動は効果的に行なわれているかどうかが確認できないし、その内幕も一般に知られておらず、効果のある監督もできない」としています。
「ワシントン・ポスト」は、「現在、アメリカでは少なくとも1271の政府機関と1931の民間会社が反テロ、国土安全、情報に関する活動を行い、85万4000人が最も敏感な情報に接することができると推測されている。機関の肥大化は仕事の重複と浪費をもたらし、各情報機関が毎年作成した情報報告書は5万件に達している。数が多すぎたため、多くは無視されている」と指摘しています。(翻訳:玉華 チェック:国清)
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