中国水利省の劉寧次官は31日、北京で、「雲南省のダム建設は水環境に影響していないだけでなく、今回の干ばつ災害を解決するために水源を保障した」と述べました。

　「ここ数年、雲南でダムを建設したことで水環境に影響することになり、今回の干ばつを招いた」という言い方に対して、劉寧次官は記者の質問に答えた際、「西南地域で干ばつが発生することは割合多い。山が高く、水が低いため、この地域の水資源は豊かであるが、一部の地区では水資源は不足している。今回の干ばつから見ても、もしこの地区で相応の水利工程とダムを建設しなければ、干ばつはもっと早く発生し、発生状況はもっとひどくなる可能性がある」と述べました。

　また、劉寧次官は、「今回の干ばつ災害の中で、ダムは少なくとも3つの役割を果たした。具体的に、都市部住民の飲用水を保障した。大多数の農村人口の飲用水を保障すると共に、困難に見舞われた人々に必要な水源を提供した。またダム周辺、特にダム地域とダムの下流地域の春の耕作にも水源を保障した」と述べました。（翻訳：玉華　チェック：畠沢）