中国国家統計局が11日発表した最新データによりますと、2月の消費者物価指数(CPI)が1月より1.2ポイント増加し、昨年(2009年)同期より2.7%上昇しました。これは昨年11月以来、4ヶ月連続して増加したことになります。
国家統計局の盛来運報道官はこの日、消費者物価指数の上昇について、「これは、旧正月の大型連休と、一部地域で豪雪に襲われ、野菜と果物などの食品価格が上昇したためである。3月のCPIが下落するだろう」と述べました。
温家宝首相は5日「政府活動報告」を行った際、「今年、CPIの増加幅を3%にまで抑える」と指摘しました。
これに対して、盛報道官は「今年、様々な要因が物価の上昇に影響を与えるが、物価全体に対してコントロールすることができる。なぜならば、まず、食糧が6年間連続して豊作となり、主な農産品の供給を保障でき、食品価格の上昇を一定範囲内で抑えることができる。また、主な工業製品のほとんどは生産過剰となり、供給が需要を超えているが、大きな変化がないといえる。各レベルの政府は物価問題をたいへん重視し、我々の経済活動会議と首相の『政府活動報告』は、安定した比較的速い経済成長の確保と経済構造の調整、インフレの管理、という3つの課題を上手く調整することを指摘している」と述べました。(万、国清)
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