中国の気象部門は、16日から17日にかけ、中国北方地方の旱魃状態にあった地方では雨が降ったことから、その旱魃状況はある程度改善されたものの、それぞれ地域の関係部門はさまざまな措置を講じ、なおも当面の深刻な状況に対応していると発表しました。
今年の夏、特に7月下旬から旱魃は東北地方と西北地方で持続的に広がり、川面が低くなったり、ダムの貯水量が不足しています。また、この時は、トウモロコシ、大豆など秋に取入れる作物の成長にとって肝心な時期に当たり、旱魃はこれら作物の収穫を脅かすことになります。
8月17日までに旱魃による全国の作物被害面積は100万ヘクタールに達し、飲用水不足にある住民数が390万人、家畜数は437万頭となりました。
国家洪水旱魃対応総指揮部は16日、国の緊急対応レベルを3級に引き上げ、5つの作業グループを深刻な被災地に派遣することを決め、また、民政省と財政省は連携して緊急救済資金を調達し、被災地住民の生活問題解決に充てるとしています。(翻訳:huangjing)
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