中国の習近平国家副主席は9日北京で、ベネズエラのチャべス大統領と会談しました。

　席上習近平副主席は、「新しい情勢の下で、中国はベネズエラと共に努力し、ハイレベルの往来を保ち、エネルギー、農業、インフラ整備、ハイテク技術などの重要な分野において、互恵の協力を続けて行きたい」と述べました。

　習近平副主席はまた、「互恵の協力を通じて共同の発展を実現させることは両国関係の長期的な発展にプラスとなり、両国の国民に確実な利益をもたらすだけではなく、国際金融危機への対応にもプラスであり、これは世界経済の回復に積極的に寄与していくだろう」と述べました。

　これに対し、チャべス大統領は、「当面、各分野における両国の協力は活力に満ち、共同融資によるプロジェクトは順調に進められている。国際金融危機が深刻になっている状況の下で、ベネズエラは中国との協力を強化し、互恵協力の新しい局面を切り開き、両国の国民の利益を求めて行きたい」と述べました。（翻訳：トウエンカ）