3月28日は、中国の初めての「チベット百万農奴解放の日」です。中国で最も権威と影響力を持つ共産党機関紙『人民日報』は26日、『世界人権史上の輝かしい1ページ』と題する文章を掲載し、「1959年のチベットの民主改革により、無数の農奴が解放された。これは、数百年にわたる人類の農奴制廃止の歴史を受け継ぐものである。チベットの民主改革は始めから、世界から認められている」と指摘しました。

　文章では、「チベットの民主改革は中国の人権事業の全面的な発展を進める上で、必要な要素である。チベットの総人口は1959年で120万人だったが、2008年には280万人に増加した。またチベットの伝統的な民族文化も保護され広められ、チベット文字は中国の少数民族の文字の中で初めて、国際基準を持つものとなった。改革後のチベットでは、学校施設が整備されていなかった。2008年チベット全域で義務教育の実施が達成した。このほか、現在チベット自治区の各レベルの人民代表の中で、チベット族や他の少数民族の代表が占める割合は80%に達した」としています。