7月8日夜、<自然災害、中日はどう向き合う?>をテーマにした第六回中日インターネット対話の議事録をアップいたしました。ご覧になったご意見やご感想をお待ちしています。
第六回中日インターネット対話(概要)
司会:王小燕
ゲスト:(北京スタジオ)古賀 重成/国際協力機構(JICA)中国事務所所長
(成都調査中)顧 林生/清華大学都市計画設計研究院公共安全研究所所長
リポーター:姜平
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議題一 四川大地震の対応で見る中国の変化
四川大地震が起きた後、中国政府は迅速な救助活動を展開しただけでなく、タイムリーに、オープンな態度で情報を公開し、また、海外からの緊急援助も初めて受け入れたとして、注目されています。
32年前の唐山大地震と比べながら、四川大地震の対応に現れた中国の変化、また、こうした変化をバックで支える中国社会の防災体制の整備の現状に触れてみました。
■顧さん:SARS以降、中国は危機管理システムの整備に尽力
■古賀さん:全国一丸となって危機を乗り越える
■姜平記者:メディアが大きな役割を果たした
議題二 どう受け止めるか 国際援助
中国が受け入れた海外緊急援助隊のうち、日本が最初に到着したチームでした。災害時の国際協力の意義はどこにあるか、海外の緊急援助は中国国民はどう受け止めているのか、第二セッションで、議論が続きます。
■日本国際緊急援助隊派遣と受け入れの背景
古賀さん:中日関係を抜きには語れない
顧さん:インド洋津波の救助と中日防災協力の提案
■国際緊急援助の意義
古賀さん:相互理解は一方通行ではない
日本の国際緊急援助隊、「本当の中国を理解して帰った」
顧さん:国際緊急援助の必要性と中国の課題
■注目される、日本の経験
姜平記者:日本は緊急救援で貴重な経験が多い!
古賀さん:日本の経験は学習する過程で出来上がったもの
日本の経験、中国での活用に期待
顧さん:消防士を土台にした緊急救援隊が育成中
■「心のケア」の浮上に、各国の経験が生かされている
議題三 自然災害 効果的な協力のあり方は?
今回の大地震を通して、災害には国境がなく、世界各地で生まれた知恵を人類共通の知恵として生かして、被害を最小限度におさえるようにしなければならないことが、中国社会の共通認識になりましたが、効果的な協力体制をどう作ったらよいのでしょう。パネラーの皆さんに提案していただきました。
■顧さんの実践:メーリングリストで日本の知恵を問い寄せる
■古賀さん:JICAは3本柱で中国で援助を展開
■顧さん:地方自治体レベルの協力に期待
旧山古志村村民、四川被災地に義捐金
■提案:
古賀さん:市民一人一人の防災意識の向上を
顧さん:中日の市民交流
姜平記者:防災シミュレーション施設の設置と日ごろの防災訓練の強化
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