G8サミットで北海道入りした中国の胡錦涛国家主席は、今日午前、札幌で四川大地震の救援に参加した国際緊急援助隊の救助チームと医療チームの隊員の代表16人と会見し、中国政府と人民を代表して、感謝の言葉を述べました。
胡錦涛主席は、「中国人民が甚大な地震の被害を受けた際、日本政府と社会各界が相次いで救援の手を差し伸べてくれた。日本の国際緊急援助隊が被災地に到着した最初の国際援助隊。皆さんは優れた救援活動をし、中国人民に深い印象を与えた。また、日本の医療チームも救助の中で著しい成果を成し遂げてくれたと思う。皆さんの崇高な人道主義的精神と仕事に勤勉に取り組むプロ精神は、中国人民に深い印象を与えた。そして、皆さんは自らの行動により、日本国民の中国人民に対する友好的な態度を示してくれた」と述べました。
「友人の皆さんと日本政府および国民に心から感謝を申し上げます。現在、私たちは仮設住宅の設置や復旧、再建に取り組んでいる最中です。課題は大変多いですが、日本を含めた国際社会の多大な支援の下で、必ずや、いち早い再建ができると信じています。
友人の皆さん、中国人民はいつまでも皆さんのことを忘れません。」
胡錦涛主席はさらに「防災は人類社会がともに直面している課題であり、中日両国が戦略的互恵協力を展開する重要な分野でもある」と述べ、今後も中日双方がともに努力をすることにより、中日の戦略的互恵関係を一層推し進めていくよう期待を述べました。
日本の国際緊急援助隊や医療チームの代表らもそれぞれ挨拶し、四川大地震を見舞う言葉を述べ、また「中国人民がかならずや困難を乗り越え、災害を打ち勝ち、復興の道を歩むことを信じている」と話しました。
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